歯と口の健康週間です。

６月４日から歯と口の健康週間が始まっています。

学校によっては学校健診が早く実施されたところもあり、先週あたりから健診結果の紙を持参された保護者とお子さんが来院されています。私も市内の校医をしているので、先週学校に赴き、小学１年生と３年生を診てきました。むし歯になっている児童も１人当りのむし歯の本数も年々減少傾向にありますが、むし歯があっても放置している児童も相当数いるなというのが正直な感想です。

　これから健診予定の学校が多いようです。健診結果のお知らせをもらったら、なるべく早く治療や相談を受けられることをお勧めします。

　なお学校健診の目的は、精密検査の必要な児童をスクリーニング（検出する）することなので、お知らせがあっても必ずしも病気であるとは限らないことをご理解ください。

　また、特に小学生の間は乳歯から永久歯への生え変わりの期で、どんどんお口の状態が変化するので、学校健診では引っかからなくても、その後むし歯が出来てきたり、歯並びが変わってきたりする場合があります。生え変わりの時期は特に３ヶ月程度、永久歯が生えそろってからは６ヶ月程度（個人のお口の状態によるのであくまで目安）での定期健診をお勧めします。